SACHIKO FUNABASHI
美容師歴16年。2006年に美容室を開業し、これまで50000人以上のお客様を担当。その中で見つけた「美容×心のケア」の大切さを説くため、 現在はサロンワークの傍ら「外見美と内面美のサポートで大切な人の波動も上げられる自分に生まれ変わる人を増やすクリエイター」として活動。主に外見美を扱うお仕事をされている女性を対象に【魂までケアできるビューティシャンを育成するモエナプリズムアカデミー】を主催。主催講座の受講生は過去300人に及ぶ。。

ベトナム横断一人旅⑧

「ホームステイのはじまり。

さて、前回からの続き。。。

 

 

 

基本、このあたりは一階建てで、床は土のため靴を履いて入ります。

ここがママニューのお宅。

 

 

大きくもなく小さくもなく、

一般的な黒モン族のお宅です。

 

 

 

サパの人々のおうちは基本木造の平屋で、

この写真のように家の中に農耕器具がたくさんかかっています。

 

 

皆田畑を耕して自給自足している働き者の民族なのです。

 

私の母の実家は農家だったので、

鋤だの鎌だのロープだのがこうして家の中に

あるっていうの、なんだか懐かしいです。笑

 

 

よく遊びに行ってはネギの皮剥いたりして大量の袋詰めを

手伝ったりしたなあ。。笑

 

 

半二階みたいなのがあって、ここは米蔵になっています。

ここへはハシゴで登れる模様だけど、

半二階に人が寝たりそこで過ごしたりということはないみたい。

 

 

 

家の中に仕切りはなく、

全体がリビングのようになっていて、

家具は本当に必要最低限。

 

タンスとか棚とかテーブルとかはありません。

もちろんテレビとかもない。

 

 

家というよりキャンプ先のバンガローみたいな感覚?

 

私はキャンプとか大好きだし高級ホテルとかにも興味ないので

こんな感じのところに泊まらせていただくのは

全く問題ない。

 

 

 

ただ、旅行と言えば高級リゾートホテル、

みたいな意識をお持ちの方だと

だいぶカルチャーショックがあるかもしれない。

 

 

 

 

物がすべて自然のもので手作りされているもので

生活している人たちだから、

もちろんアメニティもないし

朝のブレックファストバイキングも

ラウンジバーもないけれど、

こんな素敵なところに泊まらせてくれるなんて

なんて贅沢なんだろうと思いました。

 

 

飾らずそのままを見せるって、

できそうでなかなかできないことだ。

 

 

 

 

 

ママニューの家は3人で暮らしてるみたいだけど、

普通もっと大人数で個の広さの中にみんなで暮らしているから、

家具があると邪魔なんだろうね。

 

 

 

 

ご飯を食べる時は小さなプラスチックのちゃぶ台と、

これまた小さな、プラスチック製の子供椅子のようなものを

それぞれ外から持ってきます。

 

 

毎回並べて食べて、食べ終わったら片づけて

外に出しとくみたいな感じ。

 

 

 

 

家の鍵は木の棒を簡素にひっかけただけのもので、

家によってはホームセンターとかで売ってるような

南京錠を付けている家もあるけれど、

基本防犯の意識は薄いらしい。笑

 

 

このわんこの後ろにある

竹の棒みたいなやつを扉の取っ手に引っ掛けて

鍵の代わりにするのです。

 

 

 

 

大変原始的であります。

 

 

 

でもこんな大自然の中でおかしな事件も起こらないのだろう、

平和なさまがとても伝わってきました。

 

 

 

 

 

 

 

・・・と、そこへなんだか外で話声がする。

 

 

 

 

 

 

 

・・・若い男性と小さな子供が遊んでるような笑い声・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

若いお父さんが子供さんを連れてきたのかなと思ってたら、

 

 

昼間私をバイクでのっけてくれた

あの男性がどこからともなく

無言で家に入ってくる・・・!!

 

 

 

 

 

 

ママニュー:「幸子、主人よ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・え。

 

 

 

 

 

 

 

えええええっ!!

 

 

 

 

 

あの時のバイクの男性

ママニューの旦那さんだったの!?

 

 

 

 

 

 

 

てっきりヤー(13歳)の彼氏だと思ってたら・・・笑

 

 

 

 

彼の名前はパパジン。

 

 

 

 

とても照れ屋で口数が少ない男性です。

(ちなみに43歳 4人の子持ち、さらに孫の数数名。)

 

 

 

彼が手に持っているのは竹筒でつくった煙草だよ。

 

 

 

オーボエ吹いてんじゃないよ。笑

 

 

サパには竹が至る所に生えているので、

煙草も葉っぱも全部手作りだそうです。

 

 

 

 

お孫ちゃんの後ろに

が朝送ってもらったバイク・・!!

 

 

そうそう、あれに乗せてもらったの。

 

 

 

あとお孫ちゃんの後ろにさりげなく写りこんでる

鶏の親子いるでしょ。

 

 

 

これ、ママニューのおうちで飼ってるというわけじゃないのよ。

 

 

 

ただ、たまに適当に畑で残った野菜や

コーンを撒いてやるから

いついちゃってる感じ。笑

 

 

 

この親子の他にもたくさん家の周りには野鶏や野猪や

野ヤギなんかがいるのです。

 

 

 

 

そして、この野鶏たちは、

黒モン族の方々の貴重なたんぱく源でもあるので、

捕まえて、調理に使います。

 

 

 

 

まず竹籠で捕まえて、

そしてバタバタしている鶏の足をつかんで、

頭をもって首をひねればもう新鮮な生け捕りの

出来上がりなんです。

 

 

 

もしくは首をダンッと切り落とし調理に使う。

 

 

 

 

私はこの土地でそうやって普通に一般の方が、

そこら辺を歩いている鶏を

絞めているのを何度か見かけました。

 

 

 

 

ここでは毎日そうやって

命を目の前でいただく瞬間が

普通にある。

 

 

今消えた命がすぐに人間の命に

変わる瞬間がある。

 

まさに「いただきます」なんだよ。

 

 

 

 

私はここの人たちの生き方に感動しました。

 

 

 

どうしてもお肉はスーパーに売ってる

パック詰めのあれがイメージしちゃうもんね。

目の前で命を奪う、それを食べる。

 

ここでは命を奪う役の人と

食べる役の人、

役割分担がない。

 

 

 

食べるなら絞める。

絞めるなら食べる。

 

この作業があるだけで、村では生ごみがほとんど出ない。

(もちろんプラスチックごみなんてない)

日本に生きる私たちの生き方は

かけ離れてしまっているなあと感じました。

 

 

 

 

 

 

そして、ママニューと土間に小さな椅子をもってきて

おしゃべりしていると、

 

「実はあなたが泊まってもらいたいのはここじゃないの。

私の妹の家なの。

私の家はシャワーがないから、

ホームステイ向きじゃないのよ。

 

 

妹の家は大きいし家族もたくさんいるから、

きっと楽しいわ^^」

 

 

となんの邪気もなく述べる・・・w

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ええっ、ママニューの家じゃないの!?

 

 

ここからまた移動するの??

 

 

 

 

妹さんて・・・どんな人?

 

何人家族なの?

 

ママニューとせっかく仲良くなったのに、

一人で別の初対面の女性のおうちに行くのは

不安だよお~~~泣

 

 

 

 

そんな胸中をさりげな~~~くママニューに伝えてみる・・・

 

 

 

 

 

「大丈夫よ、私も今日は妹の家に一緒に行って、

夕食を食べるわ。心配しないで^^」

 

と優しく言ってくれたので少しほっ。

 

 

 

そして、ママニューの家から徒歩2分ほど山を登ったところにある、

妹さんの家に一緒に移動する。

 

 

私のデカイバックパックをしょって

道を歩いてくれるママニュー。

 

さっきパパジンと遊んでた、ママニューのお孫さんも

一緒に来てくれた。^^

 

 

すでに山に陽が落ち始めています。

 

 

 

後でわかったんだけど、

ここらの人たちは部族ごとにいろんな文化とか習慣がそれぞれあって、

黒モン族の方々はそばに住んでる

親戚同士で近くに固まって家を建ててるようでした。

 

 

 

そして、いくつもの家族がお互い自由に行き来していて、

みんなで一緒に子供を育てているのです。

 

 

そして、夕食は基本的にどこかのおうちに集まって、

十数名で一緒に食べる。

 

 

一つのテーブルをみんなで囲んで、

子供もお年寄りも、

みんなで大皿の料理をつつきながら、

たくさんおしゃべりをしつつ食事をするのです。

 

 

 

でもそんなことこの時点では知らないもんだから、

不安だったよねこの時は。

 

 

 

 

そして、妹さんのお宅に到着。

 

 

うん、確かにママニューのおうちよりすこし大きくて、

庭もあってなんだか人がいっぱい集まっている感じ。

 

 

この左にいる女性がママニューの妹さんの、ママ・ザー。

お隣が旦那様。

二人共35歳。

 

 

そして子供もいて家も持っていて立派な家庭です。

 

黒モン族の人たちは家長は男性なのだろうが、

完全に女性社会です。

 

 

女がすべてのことを切り盛りしていて、

生活の中心となっている。

35歳ともなれば、

一番たくましい年代の一家の主、て感じです。

 

親戚中の子供たちからお年寄りから

まとめ上げているっていうか。

 

 

食事もつくるし縫物もするし子育てもする。

凄く働き者で器量も良く、

みんなわりと強い肝っ玉かーさんて感じです。笑

(サパでは女性の方が積極的で社交的。

男性は大変恥ずかしがりやで目も合わせてくれません・・笑

外国人のもてなしや会話等はすべて女性がやる。)

 

 

 

 

同じアジアでも日本と違うなと感じたのが、

男性陣がシャイだけど大変フェミニストだなと言うところです。

 

 

ヨーロッパの方々のレディーファーストしてくれるあの感じとは

またちょっと違います。

 

なんていうかね、男たちは昼間身体を使って田畑を耕したり

よく働いて、子供の面倒をよく見ます。

 

そして、ちゃんとまじめに帰宅して、

奥さんのつくったご飯を嬉しそうにもりもり食べる。笑

 

 

 

元気な女性陣と違って、大変ひかえめで、

女性社会であることを認めて

ちゃんと言うこと聞いてる感じ。

 

 

 

でも尻に敷かれてるというのとは違うんだな。

いわゆる恐妻家みたいな女性は一人も見かけませんでした。

 

 

 

女性たち、働き者で気立てが良くてちゃきちゃきして、

男性陣を立てもしないけど馬鹿にもしない。みたいな感じ。

 

 

だからね、凄く幸せそうです。

みんなが、笑顔です。

子供はホントにそこらじゅういっぱいいるし

赤ちゃんもたくさん産まれてるんだけど、

誰も子育てでくよくよしたりイライラしてません。

 

 

 

 

 

 

・・・と、

 

 

・・・・おや・・??

 

 

 

茂みの奥に、

見慣れない明るい髪の男性がいる。

 

 

 

 

 

 

・・・と思ったら、

フランス人のメンズが!!

 

 

 

 

これも全く聞かされていないもんだから、

最初全く状況がつかめなかったよね。

 

 

 

 

えーーーと、あの素敵な輝きを放っているメンズは

いったいどこのどなた・・・?

 

 

 

しかしママニューは到着と同時に妹さんとお話していたので、

自力で問題解決を試みる。笑

 

金髪のイケメンに話しかける。

 

 

 

 

幸子:「あのう・・・こんにちは。

あなたはここに滞在しているの?

私は日本から来た幸子です。」

 

 

 

するとそのキラキラフランスメンズは、さらにキラキラスマイルで

「やあこんにちは!

そうだよ、僕は昨日からここで

ホームステイさせてもらってるんだ。

 

サムウェルだよ、よろしく! 

サムって呼んで!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

・・・おおお・・・・・

 

 

 

 

 

なるほど、状況がつかめてきたわ。

 

 

 

私は本日このサムとステイメイトとして

このおうちに泊まるのね?

 

 

(これは後から仲良くなっってから撮った写真。

いきなりわけわかめな状態で

こんな素敵なイケメンがそこに座ってたら目が点になるでよw)

 

 

サパの人たちからは

なんだか説明もないし、ほったらかされてるけど、笑

ちょっと荷物を置かせてもらったら

みんなの雑談してる輪の中に入ってみた。

 

 

(ママニューの妹さんの娘さんの、赤ちゃん。笑(遠い・・)

抱っこさせてもらった(*^^*)

赤ちゃんはみんなでおぶったりお風呂に入れたりして育てます。)

 

 

 

なんかさ、日本だったらたぶんこういう状況

ありえないと思うんだけど、笑

 

止まる家の説明(?)とかも特にないし

ステイメイトを紹介されることも、してくることもない。笑

 

 

(ママ・ザー(ママ・ニューの妹さん、35歳)に英語のライティングを教えてサム。

サパの女性は英語が堪能だけど、

英会話はできるけど筆記はほぼほぼできない。)

 

 

 

ただ、その家に集まっている黒モン族と、先に来ていたサムとの

みんなでのお話の中に、自分一人で入っていく。

 

 

ある意味ほったらかし。笑

 

 

でも冷たいわけではなくて、

あら、あなた今日泊るのね~、よろしく~^^

みたいな感じでみんな優しい。

 

 

初対面だからと言って、

日本人みたいに気遣いをされるわけでもなく、

会話に入りたいなら自分で入らないと

ぽつねんとなること必至w

 

 

この子は私の足元に何度も寄ってきて、

つい抱っこしちゃってなつかれた。笑

めっちゃ可愛い~~!!

子犬だけど、アンちゃん(愛犬のフレブル)と体重も大きさも

同じくらい~~~!

可愛すぎる!!

 

 

 

ここでは犬は基本放し飼い。

 

 

道にも家にもそこら中に犬の親子がいる。

 

ここでは犬は飼うという認識は薄いらしい。笑

 

家の周りに住み着いてるけど、

寄ってくると追い払う感じ。

 

 

 

本気で追い払ってるわけじゃないけど、

日本みたいにペットとして至れり尽くせりは全くしていないw

 

 

ご飯の時間になるとどこからともなくテーブルの下にやってきて

おこぼれをもらえるのを待ってるんだけど、

残ったものを適当に彼らに食べさせてる感じ。

 

 

 

しかも塩分とかだいぶ入ってるけど・・

えーんか。笑

 

 

 

 

・・・そこへ、また別の親戚に連れられて、

今度は男性二人と、女性一人の3人組がやってきた。

 

 

 

えっ、なんかどんどん増えていく・・・

 

彼らも今日泊る人かな?

 

 

そう思ってると、

一人の男性が挨拶してきてくれた。

 

 

「こんにちは。アークです。

キミは今日ここに泊まるの?

僕は昨日から泊ってるんだ。あれは両親だよ」

 

 

 

 

と。

 

 

なるほど、ご両親とその息子さんの関係性なのね^^

 

 

 

彼はジャマイカ出身。

 

 

日中欧米の方と共にしたり、

サムもヨーロッパ圏の方だから、

なんだかアークの存在がほっとできる感じがしました(*^^*)

とても親しみやすい感じだったしね。

 

 

 

良かった~^^

 

 

 

彼らやそこに集まってきているママニューの親戚の皆さんと

談笑している間に、ママ・ザーがご飯の支度を整えてくれて。

 

 

 

 

シャワーも使わせてもらえました。

昨日寝台バスで入れなかったから、凄くうれしい^^

 

 

 

シャワーは基本水。

 

 

 

しかもほとんどのおうちは家の中にお風呂とトイレはなく、

少し離れた場所に設置されています。

 

この四角いレンガの離れがお風呂です。

おうちによっては温水が出るところもあるみたいです。

 

でも水でもなんでもいい。笑

とにかくさっぱりしてリラックス~~~(*^^*)

 

 

で、このわんこの右の方にある角材がみっつ渡してある先の

木の建物がトイレです。

 

トイレは水洗が多くなって来ているけれど、

水流が弱いので半分くらいのおうちは手汲みで

自分でバケツで水を流します。

 

 

バリ等も奥の方に行くとそういうところが多かったなあ・・。

 

 

 

慣れれば特に気になりません。

 

 

 

 

 

標高1300Mのところから、山に夕陽がおちて、

空が赤く焼けていく様を堪能しながら、黒モン族のみなさまと、

楽しい夜の宴の時間です。

 

 

 

 

 

当初2泊で良いかと思ってたんですけど、

楽しすぎてハノイに行かないで帰るまで

ここにいてもいいかなと思い始めた。笑 

 

  

 

ものはないし質素だけど、とにかく面白いです。

  

 

 

 

 

宴の様子は次の記事へ

 

 

ベトナム横断一人旅⑨

「黒モン族の宴へ」

 

 

 

Recommend Column

水と一体化するのはほんとに気持ちいい 2021年5月1日 もう。。 どんだけ行ってないんだって感じで 2月‥ 続きを読む
インスピレーション、ビビビ。 21年3月18日 もはやどのくらいぶりかと数えたら約1年も 会えてなかった! わたしのお母さん、‥ 続きを読む
里山でいつか暮らしたい 21年2月24日 バタバタする毎日・・・ 今月新しい講座を3本リリースしました。 すで‥ 続きを読む